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キズナツナグモノガタリ ~誠の男と性の少女~
第7章 最終決戦! 土方歳三!!
「どうかしたかの?」
「ああ、いやいや…ちょっと聞きたいことがあるんだけど」
「ふむ?」
俺は狭川新左衛門の夢の話をした。抱いていた相手が花楓のそっくりさんだった、という部分はのぞいて。
「何と」
さすがのじーちゃんも驚いた様子だった。
「おそらくそれは過去にあった出来事じゃ」
「やっぱりそう思う?」
「うむ。何を隠そう新左衛門が住んでおったのが、今小次郎が使っておる離れの部屋じゃ」
「え、そうなの?」
うむ。ともう一度じーちゃんが頷く。
「…何故そんな夢を見たのか、その理由は儂には分からん。ただ、実は新左衛門は儂ら一族の先祖じゃ。そしてその夢が『力』を得る直前に、とな」
「うん」
「…おそらくそれも何かの『力』かもしれん。新左衛門が何か伝えたかったのかもしれん。もしかしたら小次郎、お主は新左衛門が認めるほどの剣客なのかもしれん」
「俺が?」
「じゃから、過去の夢を見た。そういうことじゃろう。そしてそれほど今回の戦いが激しいということじゃ」
小次郎、とじーちゃんが背中をさすりながらもう一度俺を呼ぶ。背中が静かにまっすぐ伸びた。
「ああ、いやいや…ちょっと聞きたいことがあるんだけど」
「ふむ?」
俺は狭川新左衛門の夢の話をした。抱いていた相手が花楓のそっくりさんだった、という部分はのぞいて。
「何と」
さすがのじーちゃんも驚いた様子だった。
「おそらくそれは過去にあった出来事じゃ」
「やっぱりそう思う?」
「うむ。何を隠そう新左衛門が住んでおったのが、今小次郎が使っておる離れの部屋じゃ」
「え、そうなの?」
うむ。ともう一度じーちゃんが頷く。
「…何故そんな夢を見たのか、その理由は儂には分からん。ただ、実は新左衛門は儂ら一族の先祖じゃ。そしてその夢が『力』を得る直前に、とな」
「うん」
「…おそらくそれも何かの『力』かもしれん。新左衛門が何か伝えたかったのかもしれん。もしかしたら小次郎、お主は新左衛門が認めるほどの剣客なのかもしれん」
「俺が?」
「じゃから、過去の夢を見た。そういうことじゃろう。そしてそれほど今回の戦いが激しいということじゃ」
小次郎、とじーちゃんが背中をさすりながらもう一度俺を呼ぶ。背中が静かにまっすぐ伸びた。