この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
キズナツナグモノガタリ ~誠の男と性の少女~
第7章 最終決戦! 土方歳三!!
「そうか、そうかもしれんな。では俺には戦う理由はあるわけだ」
「そうみたいだね」
「ではお前は? お前の戦う理由は?」
問われて俺は背後に意識を向ける。
一歩下がって俺の影の中に花楓はいる。男同士の会話を邪魔しないようにと思ったか、花楓はじっと黙って俺達の話を聞いている。
かつて近藤と遭遇した時のように震えたりはしていない。
俺への信頼。『力』への自信。
その先は二人で見る未来へと繋がっている。
「そうか…」
土方が薄く含み笑う。
「改めて名乗ろう。新選組副長、土方歳三」
「沙川古流、宮本小次郎。沙川花楓」
俺と花楓を見渡し、強く頷く。
「でははじめようか。言葉で語り合うのは苦手だ」
月光を反射して鈍く光る刀。土方は鞘から引き抜いた刀をやや乱暴に正眼に構えた。
「お前達の未来、掴み取ってみせるがいい」
「そうみたいだね」
「ではお前は? お前の戦う理由は?」
問われて俺は背後に意識を向ける。
一歩下がって俺の影の中に花楓はいる。男同士の会話を邪魔しないようにと思ったか、花楓はじっと黙って俺達の話を聞いている。
かつて近藤と遭遇した時のように震えたりはしていない。
俺への信頼。『力』への自信。
その先は二人で見る未来へと繋がっている。
「そうか…」
土方が薄く含み笑う。
「改めて名乗ろう。新選組副長、土方歳三」
「沙川古流、宮本小次郎。沙川花楓」
俺と花楓を見渡し、強く頷く。
「でははじめようか。言葉で語り合うのは苦手だ」
月光を反射して鈍く光る刀。土方は鞘から引き抜いた刀をやや乱暴に正眼に構えた。
「お前達の未来、掴み取ってみせるがいい」