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キズナツナグモノガタリ ~誠の男と性の少女~
第7章 最終決戦! 土方歳三!!
土方の刀は「和泉守兼定(いずみのかみかねさだ)」
会津藩主から下されたという刀は土方の戦いの生涯に常に共にあった。幾人もの血を吸った名刀だ。
俺の手には近藤勇から受け継いだ長曽祢虎徹。時代を血で彩った二振りの名刀。
「花楓」
背後で決意の気配。
「小次郎」
「ん?」
「勝とうね」
俺はちらっと背後に頷いて横目で笑って見せる。花楓は安心したように頷き、小太刀を抜いた。
良く研がれた小太刀は無銘ながらも見事な刀身を仕上がりを見せている。
今更ながら、花楓が小太刀を抜く理由はない。それでも毎回手に取っている。
刀を手にして集中を高める、というのはあるだろう。もしもの時の身を守る武器を携える、というのもある。
でも本当の理由はそれじゃない。
それは「俺と共に戦う」という花楓の意思表示だ。
冷たい風が吹く中、暖かい気配が俺を包み込む。花楓が俺に力をくれる。
「あ…ん」
小さく喘ぐ花楓。でも何の心配もない。
戦いの最中に『力』が途切れることは絶対にない。そうならないように、ここに来る前に何度も絶頂させられたのだし、もし万が一限界を迎えても花楓は自分の意思で『力』をすぐに再発動してくれる。
土方も伏兵を潜ませていたり、自分が不倫あったら花楓を狙うよな、そういうことはしないうだろう。
背後には何の心配もない。土方との戦いだけに集中出来る。
「準備はいいか?」
土方の声に俺は頷く。
「では、行こう」
夜の空気より澄んだ闘志が戦いの開幕を告げた。
会津藩主から下されたという刀は土方の戦いの生涯に常に共にあった。幾人もの血を吸った名刀だ。
俺の手には近藤勇から受け継いだ長曽祢虎徹。時代を血で彩った二振りの名刀。
「花楓」
背後で決意の気配。
「小次郎」
「ん?」
「勝とうね」
俺はちらっと背後に頷いて横目で笑って見せる。花楓は安心したように頷き、小太刀を抜いた。
良く研がれた小太刀は無銘ながらも見事な刀身を仕上がりを見せている。
今更ながら、花楓が小太刀を抜く理由はない。それでも毎回手に取っている。
刀を手にして集中を高める、というのはあるだろう。もしもの時の身を守る武器を携える、というのもある。
でも本当の理由はそれじゃない。
それは「俺と共に戦う」という花楓の意思表示だ。
冷たい風が吹く中、暖かい気配が俺を包み込む。花楓が俺に力をくれる。
「あ…ん」
小さく喘ぐ花楓。でも何の心配もない。
戦いの最中に『力』が途切れることは絶対にない。そうならないように、ここに来る前に何度も絶頂させられたのだし、もし万が一限界を迎えても花楓は自分の意思で『力』をすぐに再発動してくれる。
土方も伏兵を潜ませていたり、自分が不倫あったら花楓を狙うよな、そういうことはしないうだろう。
背後には何の心配もない。土方との戦いだけに集中出来る。
「準備はいいか?」
土方の声に俺は頷く。
「では、行こう」
夜の空気より澄んだ闘志が戦いの開幕を告げた。