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キズナツナグモノガタリ ~誠の男と性の少女~
第7章 最終決戦! 土方歳三!!
俺と土方の気合が噛みあった。その瞬間、二人は同時に飛び出した。
一瞬の邂逅、お互いの刀は空を切り、素早く間合いを取り直してもう一度踏み込む。
間合いは土方の方がやや長い。思ったよりも剣がもう一歩伸びて来る。戦い慣れした者の、臆することのない苛烈な攻めだ。
斜めに振り下ろされた剣を、刀を肩口乗せるようにやり過ごし、大きく退く。
土方も手元に刀を引き付け、一呼吸を入れた。
「なかなかやる」
「あんたこそ」
「俺の剣が見えているな。でなければあんなに際どいかわし方は出来ないはずだ」
「かなり必死だけどね。お宅の槍使いと戦ったのが活きてるのかもね」
いくら間合いが長いとはいっても原田左之助の槍には到底かなわない。あの戦いの経験はしっかりと俺を成長させてくれているようだ。
にやり、と土方が笑う。
「なるほど。近藤や沖田が楽しむわけだ」
まだまだ土方には余裕がありそうだ。
一瞬の邂逅、お互いの刀は空を切り、素早く間合いを取り直してもう一度踏み込む。
間合いは土方の方がやや長い。思ったよりも剣がもう一歩伸びて来る。戦い慣れした者の、臆することのない苛烈な攻めだ。
斜めに振り下ろされた剣を、刀を肩口乗せるようにやり過ごし、大きく退く。
土方も手元に刀を引き付け、一呼吸を入れた。
「なかなかやる」
「あんたこそ」
「俺の剣が見えているな。でなければあんなに際どいかわし方は出来ないはずだ」
「かなり必死だけどね。お宅の槍使いと戦ったのが活きてるのかもね」
いくら間合いが長いとはいっても原田左之助の槍には到底かなわない。あの戦いの経験はしっかりと俺を成長させてくれているようだ。
にやり、と土方が笑う。
「なるほど。近藤や沖田が楽しむわけだ」
まだまだ土方には余裕がありそうだ。