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第8章 戦いが終わって

　辻斬り騒ぎが落ち着いて、道場には人が戻って来た。みんな俺達を疑ったことを謝ってくれた。

「いいのよ、そんなこと」

　嬉しそうに笑う花楓が道場の中をくるくると駆け回る。相変わらずポニーテールがかわいそうなほど振り回されている。

　道場の上座に座ったじーちゃんはいつも通り背中を丸めｗ、バルタン星人みたいな笑い声で俺を脱力させる。

　庭ではたまが竹刀を撃ち合う音を子守歌に、ヒゲを風にそよがせて陽だまりで寝ている。

　賑やかさを取り戻した道場は以前よりも活気に溢れている。
　途切れたかのように思えた繋がりは。より確かなものとなってまた俺達の元に帰って来てくれた。