この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
キズナツナグモノガタリ ~誠の男と性の少女~
第2章 決戦! 近藤勇!!

「私達の絆が試されるんだね」
闇の中、花楓がぽつりと言う。
「…起きてたんだ」
「うん」
絆。
その言葉に俺も花楓も特別な響きを覚える。
じーちゃんは言った。俺と花楓の精神的な繋がりが闇を打ち払う力になるだろう、と。
それはきっと近藤をも斬れる力になると。
精神的な繋がり、お互いを信じあう心。自分よりも誰かを想う気持ち。
それは近藤が口にした『絆』という言葉と同じだ。
これは偶然なのか、それとも何かの必然なのか。
難しいことを考えると傷が疼く。俺は考えるのをやめた。
どうせ考えたってわからない。ついでに言えば戦う理由もよく分からない。
じーちゃんは俺に「花楓を頼む」と言った。花楓は近藤をこのまま放っておけないと言った。
じゃあ俺は? 一体何のために?
でも、何故か戦うのだという決意にも似た気持ちが俺の中にある。
とりあえず今は花楓を守るため。それを頼んでくれたじーちゃんのため。それでいいか。
闇の中、花楓がぽつりと言う。
「…起きてたんだ」
「うん」
絆。
その言葉に俺も花楓も特別な響きを覚える。
じーちゃんは言った。俺と花楓の精神的な繋がりが闇を打ち払う力になるだろう、と。
それはきっと近藤をも斬れる力になると。
精神的な繋がり、お互いを信じあう心。自分よりも誰かを想う気持ち。
それは近藤が口にした『絆』という言葉と同じだ。
これは偶然なのか、それとも何かの必然なのか。
難しいことを考えると傷が疼く。俺は考えるのをやめた。
どうせ考えたってわからない。ついでに言えば戦う理由もよく分からない。
じーちゃんは俺に「花楓を頼む」と言った。花楓は近藤をこのまま放っておけないと言った。
じゃあ俺は? 一体何のために?
でも、何故か戦うのだという決意にも似た気持ちが俺の中にある。
とりあえず今は花楓を守るため。それを頼んでくれたじーちゃんのため。それでいいか。

