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キズナツナグモノガタリ ~誠の男と性の少女~
第2章 決戦! 近藤勇!!

相変わらず近藤の剣は非常識なまでに強かった。
剣が重い。
それは何も腕力だけの話じゃない。近藤は新選組局長として多くのものを背負って来た。その生き様が剣の重さとなって俺を襲う。
多分、剣の技術なら俺の方が上だ。時代を経て剣は進化している。
だが命を懸けた戦いを生き抜いてきた近藤の剣は、多少の技術の差を凌駕する。
ぎっ、ぎぃ…んっ!
澄んだ音を立てて刀と刀がぶつかり合う。闇夜に刹那、火花が舞った。
「ほう、なかなかやる」
「まあね、前とは違うよ」
言いながらもじりじりと摺り足で距離をとる。近藤の重い剣を受け続けてすっかり腕が痺れてしまった。少し時間を稼ぎたい。
あの剣をまともに受けちゃダメだ。上手くかわすか、相手の勢いを利用していなすか。
どういうわけか俺はすっかり落ち着いていた。
この数日頭の中で何度も近藤と戦った。思いつく最強の剣士のさらに上を思い描く。
そしてじーちゃんの言葉、花楓の勇気。
それらが俺をしっかりと支えてくれる。
ぐっと近藤の体が沈み込み、電光石火の勢いで刀が頭上から降ってくる。
…見えた!
俺は躊躇わず逆に一歩を踏み込む。強烈な一撃が俺に届く直前、俺の刀が近藤の胴を横薙ぎに払った。
剣が重い。
それは何も腕力だけの話じゃない。近藤は新選組局長として多くのものを背負って来た。その生き様が剣の重さとなって俺を襲う。
多分、剣の技術なら俺の方が上だ。時代を経て剣は進化している。
だが命を懸けた戦いを生き抜いてきた近藤の剣は、多少の技術の差を凌駕する。
ぎっ、ぎぃ…んっ!
澄んだ音を立てて刀と刀がぶつかり合う。闇夜に刹那、火花が舞った。
「ほう、なかなかやる」
「まあね、前とは違うよ」
言いながらもじりじりと摺り足で距離をとる。近藤の重い剣を受け続けてすっかり腕が痺れてしまった。少し時間を稼ぎたい。
あの剣をまともに受けちゃダメだ。上手くかわすか、相手の勢いを利用していなすか。
どういうわけか俺はすっかり落ち着いていた。
この数日頭の中で何度も近藤と戦った。思いつく最強の剣士のさらに上を思い描く。
そしてじーちゃんの言葉、花楓の勇気。
それらが俺をしっかりと支えてくれる。
ぐっと近藤の体が沈み込み、電光石火の勢いで刀が頭上から降ってくる。
…見えた!
俺は躊躇わず逆に一歩を踏み込む。強烈な一撃が俺に届く直前、俺の刀が近藤の胴を横薙ぎに払った。

