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くすくす姫と百人の婚約者(フィアンセ)
第35章 100人目の婚約者
「いつって…お前それでイッただろ」
姫の髪を弄びながら、サクナは事も無げに言いました。
「イッたって!?!…どこ触ったの!?」
「ん?ここだ」
サクナはそう言うとスカートをめくり、そこにくちゅっと指を沈めました。

「うゃ?!」
「ああ…昨日より随分濡れてんな」
「ふぁ、ああ、あ!あん、あ」
サクナの指が、昨日舌で嬲られていた襞の内側に埋め込まれ、内側をあちこち擦っているのを感じます。

「どうだ?くすぐったいか?」
「んん、ん、んんっ、ん、」
ぐちゅぐちゅと指を抜き差しされている姫は、言葉が出せず、ただただ首を振りました。

「あ、あんっ、やぁ、あ」
「…ということは、だ」

言いながらサクナは姫から指を抜き、ぐっしょり濡れた指をぺろっと舐めて、ちゅくっと口に含みました。

「ぅやだぁっ!そんなの、なめない、でぇ!」
「お前も昨日手に垂れたオレンジ舐めただろ。お相子だ、お相子。…口開けろ」
「ふへ?…んむっ」
何がお相子なのか全く分かりませんが、サクナは姫に挿れていなかった方の指を、姫の口に入れました。

「ん?…ん、ぅ…ふ…む、んっ…」
初めは目を白黒していた姫は、サクナの指で上顎を微かに擽られ、徐々に目が潤み始めました。
「…やっぱりか」
サクナは姫の口の中を弄るのはそのままで、自分が舐めていた指に唾液を纏わせると、もう一度、姫の秘所に触れました。

「ん!?んー、んっ、んっん!ん、んん、ん!」
「お前…相当イキ易くなってるな」
細かく震え始めた姫の両方の口から、ちゅぽんと音を立てて指が抜かれました。
「…ふ、はぁ、ふぁ、っ」
体中赤く染めて荒い息を吐く姫は、恐ろしく色気がありました。

「…口に指突っ込まれて、そんなに感じるのか。下、イキかけてピクピクしてたぞ」
「ば…かぁ」
「手と足と、口の中もくすぐったくないみたいだな…上も、下も」
聞いているのか居ないのか、姫はくったりと横たわって、はぁはぁ忙しない呼吸をしています。

「ちょっと休んだら、起きれそうか?」
「うぇ…?」
「お前もそんなだし、俺もこんなだし、そろそろ挿れてぇんだが…構わないか?」
「う、っん」
姫はサクナの言葉に無意識に脚を擦り合わせて、こくんと頷きました。

「良し。それで、だ。…思いついた事がある」
そう言ってにやっと笑ったサクナは姫の髪を撫でて、鼻先にちゅっと口づけました。
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