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くすくす姫と百人の婚約者(フィアンセ)
第35章 100人目の婚約者
スグリ姫は、身に着けている上着とスカートを、サクナに脱がされるがままになっていました。
スカートを頭からぐいぐい引っこ抜かれ、上着のボタンがちぎれそうな勢いで外されました。

(あ…ぬいだら、さわっちゃう…わらっちゃう、かも)

それをサクナに言わなくては、と思うのですが、うまく言葉が出ません。
口を開いては閉じている間に、脱がされている服の衣擦れが肌を刺激して、体がびくびく震え、頭がぼーっとしてきます。

「クッソ…何なんだよ…堪える拷問か…」
「あ…サクナ、っ…ぬいだら、さわっ…わら…あ、」

やっとのことで上着の前が肌蹴られ、あとは腕を抜くだけ、と言うところまで来ました。

(ん…あったかい…きもち、いい…)

サクナの裸の胸と自分の肌が合わさっている部分の温かさが心地よく、姫は自分の体をすりすりとサクナに擦り付けました。

「おっ前っ!それ、やめろ!」
「ふぇ?…だって、あったか…きもち、い…あっ、あ?」

擦り付けていると姫の胸の先がきゅんきゅんと硬く尖り、体の奥がきゅっとしてきました。

「あ、あ、サクナぁ、なんかっ…いっぱいっ…きもちぃ、よぉ」
「このやろ…無意識かよっ」
サクナは、袖からばりっと言う音がするのを無視して姫の上着をむしり取り、寝台の下にかなぐりすてました。

「もう知ったこっちゃ無ぇ!命があれば構わねぇから、あとは笑うなり蹴るなり煮るなり焼くなり好きにしろ!」
「ひゃ!?あ、きゃああ!」
丸裸になった姫を寝台に倒すと、サクナは動き始めました。
「ふゃあああん!」
「悪い、蹴っても、良いから、痛くてもっ、なんとかしろ」
「あっ、あっ、あっ、ああ、っ」
姫は両手でシーツを握り締め、がくがくと揺さぶられるがままになっています。

「くすぐったい、か?」
「うっ、ん、わかんな、あぁん」

半泣きになっている姫にサクナが口づけると、首にぎゅうっと抱き付いてきました。
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