この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
くすくす姫と百人の婚約者(フィアンセ)
第38章 100人目とのお手合わせ
「は…っ…ふっ…は、っ」
サクナはしばらく息を整えると、そのまま崩れてスグリ姫を潰さないように、ごろりと横に転がりました。
「…スグリ…大丈夫か」
「んっ…だいじょ…じゃ…なっ…」
「悪い!どこか痛むか?」
「んんっ…」
問われた姫は、力無く頭を振ると、はあっと深呼吸して、ころんと婚約者の方に向き直りました。
サクナが姫を抱き寄せて、ゆっくり髪を撫でてやると、呼吸が少しずつ落ち着きました。
「シーツ…ぐしゃぐしゃ…」
大人しく頭を撫でられながら、スグリ姫が呟きました。
「…もう当分使わないお部屋だから、なんとかしなきゃ」
「当分?」
「だって、次にお見合いするとしたら、私やハンダマの次の世代になるのよ?」
「ああ…」
ハンダマ王子には許嫁がおり、スグリ姫のお見合いは、終わりました。ということは姫の「お手合わせ」も、二度とは無いということです。
「…悪かった。ここでお前が、と思った途端、頭に血が上った」
「…やきもち?」
「…まあ、そういうことだな…」
みっともねぇな、とぼやきながら、姫をぎゅっと抱き締めました。
「やきもち、サクナだけじゃないよ?」
「ん?」
「サクナに気持ち良くしてもらうたびに、ほんのちょっとだけど、サクナはどうしてこんなに私を気持ち良くすることができるんだろう、って」
そう言うとスグリ姫は、頭をすりすり婚約者の胸に擦り付けました。
「それがなんで妬けるんだ?」
「…前に、誰かと、したのかなーとか」
「っ」
「…誰かに、教わったのかなー、とか」
「おいっ、」
姫はサクナの焦った様子に気付かずに、彼の手を取って、掌を自分の鎖骨の間のあたりに当てました。
「私にこうやって触ってくれた人は、他に誰も居ないもの」
「スグリ…」
「私の中に入ってきたのも、中をいっぱいにしてくれたのも、中でびくっておっきくなっt …っんんんー!」
サクナは不機嫌極まりない顔になって、姫の口を唇で塞ぎました。
「止めろ黙れ二度と言うなそれ!」
「なによぉ、っ…」
「お前がそんなエロ可愛い事ばっか言うから、いつもこうなっちまうんだよっ、」
サクナが押し付けて来たものの固さを感じたスグリ姫は、真っ赤になってもじもじ脚をすり合わせ、瞳が零れそうに潤んだ上目遣いで、サクナを見ました。
サクナはしばらく息を整えると、そのまま崩れてスグリ姫を潰さないように、ごろりと横に転がりました。
「…スグリ…大丈夫か」
「んっ…だいじょ…じゃ…なっ…」
「悪い!どこか痛むか?」
「んんっ…」
問われた姫は、力無く頭を振ると、はあっと深呼吸して、ころんと婚約者の方に向き直りました。
サクナが姫を抱き寄せて、ゆっくり髪を撫でてやると、呼吸が少しずつ落ち着きました。
「シーツ…ぐしゃぐしゃ…」
大人しく頭を撫でられながら、スグリ姫が呟きました。
「…もう当分使わないお部屋だから、なんとかしなきゃ」
「当分?」
「だって、次にお見合いするとしたら、私やハンダマの次の世代になるのよ?」
「ああ…」
ハンダマ王子には許嫁がおり、スグリ姫のお見合いは、終わりました。ということは姫の「お手合わせ」も、二度とは無いということです。
「…悪かった。ここでお前が、と思った途端、頭に血が上った」
「…やきもち?」
「…まあ、そういうことだな…」
みっともねぇな、とぼやきながら、姫をぎゅっと抱き締めました。
「やきもち、サクナだけじゃないよ?」
「ん?」
「サクナに気持ち良くしてもらうたびに、ほんのちょっとだけど、サクナはどうしてこんなに私を気持ち良くすることができるんだろう、って」
そう言うとスグリ姫は、頭をすりすり婚約者の胸に擦り付けました。
「それがなんで妬けるんだ?」
「…前に、誰かと、したのかなーとか」
「っ」
「…誰かに、教わったのかなー、とか」
「おいっ、」
姫はサクナの焦った様子に気付かずに、彼の手を取って、掌を自分の鎖骨の間のあたりに当てました。
「私にこうやって触ってくれた人は、他に誰も居ないもの」
「スグリ…」
「私の中に入ってきたのも、中をいっぱいにしてくれたのも、中でびくっておっきくなっt …っんんんー!」
サクナは不機嫌極まりない顔になって、姫の口を唇で塞ぎました。
「止めろ黙れ二度と言うなそれ!」
「なによぉ、っ…」
「お前がそんなエロ可愛い事ばっか言うから、いつもこうなっちまうんだよっ、」
サクナが押し付けて来たものの固さを感じたスグリ姫は、真っ赤になってもじもじ脚をすり合わせ、瞳が零れそうに潤んだ上目遣いで、サクナを見ました。