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くすくす姫と百人の婚約者(フィアンセ)
第38章 100人目とのお手合わせ
「…ね」
「ん?」
「シーツ、汚れちゃったから、どうせ、洗濯しないと、だよね?」
「ああ、」
「…こんなに白いと、綺麗に洗濯するの、難しいかも…」
「そうだな。」
「もしかっ…したら、捨てちゃうの…か、も?…」
「…それは…勿体ないな?」
「うんっ…勿体っ…ない、ね?」
お互いの体を弄り合って唇と唇が触れそうな近さで囁き合って検討した結果、二人は「勿体ないからこのシーツは徹底的に使って捨てるべき」ということで、合意しました。
「…今度は、ゆっくりが、いいな…いっぱいぎゅってして、いっぱい触って?」
「…分かった。それじゃあ、スグリ姫様の最後の『お手合わせ』と行こうぜ」
それからしばらくの間、二人はあれこれ手合わせをして、白いシーツを堪能しました。
「…誰もいない?」
「ああ、人っ子一人居ねぇ。」
勿体ないシーツをこれ以上勿体なくないくらい徹底的に使い尽くして、二人は「お手合わせ」を終えました。
謁見の後は、一緒に戻るが手は繋がない、ということにしていましたが、もはや次の謁見もとっくに終わっただろうということで、二人の手はしっかり繋がれております。
「…なあ。」
「なあに?」
片手にスグリ姫の手を握り、片手に丸めたシーツをなるべく怪しく見えないように抱え込みながら、サクナが姫に言いました。
「お前が以前に誰かと何か…ヤッたことでも、ヤッて無ぇことでも、ヤリたいことは、俺と一緒に全部ヤろうな。」
「…うん?…うん、そうだね!!」
スグリ姫は分かっているのか居ないのか、やってなくってやりたいこと、なんだろ…ピクニックとか?とぶつぶつ言っております、が。
「…ピクニック?…ああ、野外だな。よし分かった。ちょっと大変だが、お前がヤりたいなら頑張ってみるか。うちの果樹園で寒くねぇ時季に、なるべく早く叶えてやるよ」
「え、ほんと?うわー、楽しみねっ、ピクニック!」
…姫。
楽しみにして、大丈夫でしょうか。
婚約者たちは、会話が微妙にずれてることには気付かずに、満足しながら機嫌良く、仲良く帰ってゆきました。
「ん?」
「シーツ、汚れちゃったから、どうせ、洗濯しないと、だよね?」
「ああ、」
「…こんなに白いと、綺麗に洗濯するの、難しいかも…」
「そうだな。」
「もしかっ…したら、捨てちゃうの…か、も?…」
「…それは…勿体ないな?」
「うんっ…勿体っ…ない、ね?」
お互いの体を弄り合って唇と唇が触れそうな近さで囁き合って検討した結果、二人は「勿体ないからこのシーツは徹底的に使って捨てるべき」ということで、合意しました。
「…今度は、ゆっくりが、いいな…いっぱいぎゅってして、いっぱい触って?」
「…分かった。それじゃあ、スグリ姫様の最後の『お手合わせ』と行こうぜ」
それからしばらくの間、二人はあれこれ手合わせをして、白いシーツを堪能しました。
「…誰もいない?」
「ああ、人っ子一人居ねぇ。」
勿体ないシーツをこれ以上勿体なくないくらい徹底的に使い尽くして、二人は「お手合わせ」を終えました。
謁見の後は、一緒に戻るが手は繋がない、ということにしていましたが、もはや次の謁見もとっくに終わっただろうということで、二人の手はしっかり繋がれております。
「…なあ。」
「なあに?」
片手にスグリ姫の手を握り、片手に丸めたシーツをなるべく怪しく見えないように抱え込みながら、サクナが姫に言いました。
「お前が以前に誰かと何か…ヤッたことでも、ヤッて無ぇことでも、ヤリたいことは、俺と一緒に全部ヤろうな。」
「…うん?…うん、そうだね!!」
スグリ姫は分かっているのか居ないのか、やってなくってやりたいこと、なんだろ…ピクニックとか?とぶつぶつ言っております、が。
「…ピクニック?…ああ、野外だな。よし分かった。ちょっと大変だが、お前がヤりたいなら頑張ってみるか。うちの果樹園で寒くねぇ時季に、なるべく早く叶えてやるよ」
「え、ほんと?うわー、楽しみねっ、ピクニック!」
…姫。
楽しみにして、大丈夫でしょうか。
婚約者たちは、会話が微妙にずれてることには気付かずに、満足しながら機嫌良く、仲良く帰ってゆきました。