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くすくす姫と百人の婚約者(フィアンセ)
第1章 とある「お見合い」
「……怖いかい?」
逸る心を抑えて、彼は彼女に囁きました。
「何も心配することは無いよ。私に任せておきなさい」
彼女は彼を見上げ、こっくりと頷きます。
涙が零れそうな瞳、きゅっと結ばれた花弁のような口元。
初めての経験におずおずと足を踏み入れる、無垢な乙女。
(すぐにでも彼女を味わって、溶かして、暴いて……今まで誰も見たことの無い表情を見、誰も聞いたことの無い声を上げさせ、自分に縋り付かせたい)
彼の中にそんな衝動がこみ上げましたが、彼女は、何もかもが初めてなのです。無理を強いて彼女に拒否されてしまったら、彼女を味わう楽しみが台無しです。
それだけでなく、結婚して彼女の一族の一員となれるかもしれないチャンスも、無かったことにされてしまうでしょう。
(ここは、余裕のある大人として振る舞う方が得策だな)
そしてこの見合いを首尾良く終えて、彼女に彼無しでは生きていけない、添い遂げたいと思わせなくてはなりません。
口づけを深め、用心深く舌を擽りながら、彼女が纏っている絹のローブの合わせ目から手を差し入れます。滑らかな肌に触れたあと、手でなだらかな曲線を辿っていって、愛らしい膨らみに触れました。やわやわと感触を確かめると、弄んでいた舌がこわばり、んっ、と息を呑む気配がします。
目を開けると、初めてのことに驚いたのか、彼女の目もぱっちりと見開かれていました。いたずら心が沸いて、舌を軽く吸いながら柔らかな胸の慎ましい頂を、きゅっと摘んでみました。
「っん……」
少し苦しそうに目を伏せる彼女の初々しい反応に、征服欲が高まります。
しばらく夢中で貪った後、そろそろ彼女の肌を味わおうと唇を離せば、彼女の可愛らしい口からは、はぁはぁと喘ぐような呼吸が漏れました。
逸る心を抑えて、彼は彼女に囁きました。
「何も心配することは無いよ。私に任せておきなさい」
彼女は彼を見上げ、こっくりと頷きます。
涙が零れそうな瞳、きゅっと結ばれた花弁のような口元。
初めての経験におずおずと足を踏み入れる、無垢な乙女。
(すぐにでも彼女を味わって、溶かして、暴いて……今まで誰も見たことの無い表情を見、誰も聞いたことの無い声を上げさせ、自分に縋り付かせたい)
彼の中にそんな衝動がこみ上げましたが、彼女は、何もかもが初めてなのです。無理を強いて彼女に拒否されてしまったら、彼女を味わう楽しみが台無しです。
それだけでなく、結婚して彼女の一族の一員となれるかもしれないチャンスも、無かったことにされてしまうでしょう。
(ここは、余裕のある大人として振る舞う方が得策だな)
そしてこの見合いを首尾良く終えて、彼女に彼無しでは生きていけない、添い遂げたいと思わせなくてはなりません。
口づけを深め、用心深く舌を擽りながら、彼女が纏っている絹のローブの合わせ目から手を差し入れます。滑らかな肌に触れたあと、手でなだらかな曲線を辿っていって、愛らしい膨らみに触れました。やわやわと感触を確かめると、弄んでいた舌がこわばり、んっ、と息を呑む気配がします。
目を開けると、初めてのことに驚いたのか、彼女の目もぱっちりと見開かれていました。いたずら心が沸いて、舌を軽く吸いながら柔らかな胸の慎ましい頂を、きゅっと摘んでみました。
「っん……」
少し苦しそうに目を伏せる彼女の初々しい反応に、征服欲が高まります。
しばらく夢中で貪った後、そろそろ彼女の肌を味わおうと唇を離せば、彼女の可愛らしい口からは、はぁはぁと喘ぐような呼吸が漏れました。