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くすくす姫と百人の婚約者(フィアンセ)
第22章 スグリ姫の告白
タンム卿は少し考える様子になったあと、両手で姫の手を取って、きゅっと握りました。
「タンム様、」
「はい?」
呼びかけられたタンム卿は、両手で姫の手を包み込むように握り、親指で手の甲を手を柔らかく撫でています。
「…さすがに、手は…大丈夫、です」
「ああ、そうですか。それは失礼…そういえば、今は夏なのに長袖をお召しなのは」
「はい。腕から上は、くすぐった…ひゃっ」
いつの間に、袖口のボタンをはずしたのでしょう。
タンム卿は姫の手を撫でていた手のひらをついっと滑らせて袖の中に入れ、姫の二の腕の方まですうっと撫で上げました。
「うっ…ふっ、ふ」
(ううむ。普通の女性ならば、もしや感じているのかとも、思うところだが…先程の話からすると、違うのだな)
タンム卿が一旦手を離すと、姫は、息も絶え絶えに言いました。
「うふっ…すみま、せんっ…ふふっ…やっぱり、くっ…くすぐったい、です」
「なるほど。姫のおっしゃることが少し分かりました」
ふむ、と考えると、タンム卿は姫に尋ねました。
「手が大丈夫なら、足も大丈夫なのでしょうか」
「あの、足は…きゃっ!」
答えを待たずに靴を脱がせて、靴下の上から姫の足を両手で包みました。
「あ、足は大丈夫です、けどっ」
突然足を触られたスグリ姫は、顔を真っ赤にしています。
(見事に初心な反応だな。とても見合いを98回もこなしてきたとは思えない…もっとも、未だに見合いをしているということは、最後まで辿り着いた者は居ないということだから、初心なのも道理か)
タンム卿は姫の反応を楽しみながら、足を撫で摩り、弄びました。
「んんっ…タンム様、ぁ、」
スグリ姫は、今度は明らかに笑い声とは違う声を漏らし始めました。時々喘ぐように息をしています。
「ふむ…足も、手と同じだとすると」
「んんっ…あん、あ…っ、ふ…?」
弄っていた足からするりと手を滑らせて、スカートの下に履いていた短い絹の靴下を脱がせてみようかと、ふくらはぎに触れた途端。
「!……っ、う、あは、あはははははっ!」
笑いと共に姫の足は、タンム卿の手を離れて、反射的に跳ね上がりました。
そして。
「!!痛てっ!!!」
タンム卿の顎を、見事に蹴り上げました。
「タンム様、」
「はい?」
呼びかけられたタンム卿は、両手で姫の手を包み込むように握り、親指で手の甲を手を柔らかく撫でています。
「…さすがに、手は…大丈夫、です」
「ああ、そうですか。それは失礼…そういえば、今は夏なのに長袖をお召しなのは」
「はい。腕から上は、くすぐった…ひゃっ」
いつの間に、袖口のボタンをはずしたのでしょう。
タンム卿は姫の手を撫でていた手のひらをついっと滑らせて袖の中に入れ、姫の二の腕の方まですうっと撫で上げました。
「うっ…ふっ、ふ」
(ううむ。普通の女性ならば、もしや感じているのかとも、思うところだが…先程の話からすると、違うのだな)
タンム卿が一旦手を離すと、姫は、息も絶え絶えに言いました。
「うふっ…すみま、せんっ…ふふっ…やっぱり、くっ…くすぐったい、です」
「なるほど。姫のおっしゃることが少し分かりました」
ふむ、と考えると、タンム卿は姫に尋ねました。
「手が大丈夫なら、足も大丈夫なのでしょうか」
「あの、足は…きゃっ!」
答えを待たずに靴を脱がせて、靴下の上から姫の足を両手で包みました。
「あ、足は大丈夫です、けどっ」
突然足を触られたスグリ姫は、顔を真っ赤にしています。
(見事に初心な反応だな。とても見合いを98回もこなしてきたとは思えない…もっとも、未だに見合いをしているということは、最後まで辿り着いた者は居ないということだから、初心なのも道理か)
タンム卿は姫の反応を楽しみながら、足を撫で摩り、弄びました。
「んんっ…タンム様、ぁ、」
スグリ姫は、今度は明らかに笑い声とは違う声を漏らし始めました。時々喘ぐように息をしています。
「ふむ…足も、手と同じだとすると」
「んんっ…あん、あ…っ、ふ…?」
弄っていた足からするりと手を滑らせて、スカートの下に履いていた短い絹の靴下を脱がせてみようかと、ふくらはぎに触れた途端。
「!……っ、う、あは、あはははははっ!」
笑いと共に姫の足は、タンム卿の手を離れて、反射的に跳ね上がりました。
そして。
「!!痛てっ!!!」
タンム卿の顎を、見事に蹴り上げました。