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くすくす姫と百人の婚約者(フィアンセ)
第24章 はじめてのお手合わせ
スカートの様に服を着たままで下着を取れれば良いのですが、上着の場合は袖が通っているので、そのままというわけにはいきません。
ひとつひとつボタンを外しながらも、姫はタンム卿の視線を感じていました。

(なんか…すっごく、見られてる…気がする…)
確かに視線を感じるのですが、恥ずかしくて、そちらを確かめることが出来ません。

(ん…なんか、へん…)
ボタンをすっかりはずす頃には、手が震えて、どきどきしてきました。
下着を脱ぐためには、一度上着を脱がなくてはいけません。姫は、上着から袖を抜きました。

「…ん、ぁ!」
(へ?なにこれ、何これ!?)
上着が肌を滑る感覚で鳥肌が立ち、口から声が零れ落ちました。
(なんか、へん!…いつもと違う…!)
「…どうなさいました?」
そう問いかけられて、姫は思わずそちらを見ました。
タンム卿がじっとこちらを見ている目と、姫の目が合いました。

(やっ…なんか)
なんだか息苦しい、と姫は思いました。
自分の心臓の音が聞こえてくるようです。
「…いえ…なんでもっ…あ」
答えながらなんとか目を逸らし、上着で前を隠しながら首を振ると、その勢いで上着が手から滑り落ちました。
(あ、拾わなきゃ)
落ちた上着を拾おうとしますが、頭がうまく働かず、のろのろとしか動けません。
そんな姫を見ていたタンム卿が椅子から立ち上がり、姫の傍にやって来ました。そして、姫の足元にひざまずいて上着を拾い、姫の前に差し出しました。
「落とされましたよ。大丈夫ですか?」
姫はこくこくと頷きますが、手がうまく動かせず、上着を受け取ることが出来ません。
「…お一人では大変そうですね。お手伝いしましょう」
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