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マリコのマ●コ
第3章 マリコの部屋へ
「八木君は、愛妻弁当?」
昼休みに妻の作った弁当を食べていると、10年以上先に入社した片山さんという女性が弁当を覗いた。
「愛妻というか…妻も弁当持ちなのでついでに…」
「ふーん、仲がいいのね。」
仲がいいのか?
まぁ、悪くはないと思うが、好きと言われたら好きでは無いのだが。
「奥さんになった加代さん、私と同じ部署にいた時には佐原さんが好きでよくくっついていたわ。時々お弁当なんか作ってきたりして。」
初耳だ。
僕は彼女を見上げると、底意地の悪そうな顔をしていた。
まだ独身の彼女は所謂「お局様」で、社員は彼女とは距離を置いて接していた。
「そうなんですかー。」
僕はそう一言言うと再び弁当を食べだした。
なんだ?
佐原さんか?
結婚式にも来たぞ?
付き合ってたのか?
そのまま結婚してくれたら良かったのに。
何故僕に?
「なのに、八木君に乗り換えるなんて…ねー。いくら、佐原さんに結婚願望が無くても、そんなすぐに乗り換えるなんて出来るのかしらね。」
「さぁ?僕には分かりません。」
なんだよこよお局…結局何をいいたいんだ?
僕は彼女を見ずに黙々と弁当を食べ、食べ終えると立ち上がった。
「今でも時々、あなたの奥さん佐原さんと会っているみたいよ。」
は?
まさか?
いつも僕が帰宅すると家にいるぞ?
まさか、僕が帰宅する前?
仕事帰りにか?
頭の中でいろんな事がグルグルと回っていた。
そのまま午後の営業先のマリコのいる会社に向かった。
昼休みに妻の作った弁当を食べていると、10年以上先に入社した片山さんという女性が弁当を覗いた。
「愛妻というか…妻も弁当持ちなのでついでに…」
「ふーん、仲がいいのね。」
仲がいいのか?
まぁ、悪くはないと思うが、好きと言われたら好きでは無いのだが。
「奥さんになった加代さん、私と同じ部署にいた時には佐原さんが好きでよくくっついていたわ。時々お弁当なんか作ってきたりして。」
初耳だ。
僕は彼女を見上げると、底意地の悪そうな顔をしていた。
まだ独身の彼女は所謂「お局様」で、社員は彼女とは距離を置いて接していた。
「そうなんですかー。」
僕はそう一言言うと再び弁当を食べだした。
なんだ?
佐原さんか?
結婚式にも来たぞ?
付き合ってたのか?
そのまま結婚してくれたら良かったのに。
何故僕に?
「なのに、八木君に乗り換えるなんて…ねー。いくら、佐原さんに結婚願望が無くても、そんなすぐに乗り換えるなんて出来るのかしらね。」
「さぁ?僕には分かりません。」
なんだよこよお局…結局何をいいたいんだ?
僕は彼女を見ずに黙々と弁当を食べ、食べ終えると立ち上がった。
「今でも時々、あなたの奥さん佐原さんと会っているみたいよ。」
は?
まさか?
いつも僕が帰宅すると家にいるぞ?
まさか、僕が帰宅する前?
仕事帰りにか?
頭の中でいろんな事がグルグルと回っていた。
そのまま午後の営業先のマリコのいる会社に向かった。