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マリコのマ●コ
第1章 再会
「今度担当になります八木…八木ヒロシです。まだまだ若輩者ですが、ご指導、ご鞭撻をよろしくお願いします。」

「八木です。よろしくお願いします。」
僕は頭を下げた。

「ああ、わたしよりも、彼女の方に色々まかせてあるから。彼女は…伊井、マリコだ。歳は…同じくらいか?」

「伊井マリコです。よろしくお願いします。」

伊井…マリコ…
伊井マリコ?
いいマ●コだ!

中学生の時も綺麗だったが、今は何倍も綺麗で色っぽい…

僕は彼女の顔をマジマジと見つめてしまった。

「お…おい、八木…八木。」
隣で先輩が僕をつついた。

「あ…あまりに伊井さんが綺麗で見惚れてるわ、こいつ…」

「すっ、すみません。同じ中学だった伊井さんかな?と思いまして…」

「あ…やっぱり?八木ヒロシ君ってあの八木君?名前を聞いた時、そうかな?って。」

伊井マリコが僕を覚えていてくれた?
わぁ!なんか凄く嬉しい!

「そ…そうか。なら、うまくやってくれよ。」
原部長は、僕の肩をポンポンと叩いた。



「なんだよ、お前…伊井マリコと知り合いだったとは…なぁ、彼女と付き合えるように段取りしてくれよ。」

「先輩…そんな…僕には出来ないですよ。僕の性格知ってるでしょ?誘えないですよ。」

「いや、お前になら出来る!仕事は出来なくても、彼女を誘う事はできる!」

「先輩〜。そんな…僕は仲良しでもなかったし、中学の時も殆ど喋った事も無いんですよー。」

「まずは仲良くなれよ。昔話でもして。そして俺を推すんだ。な。」

「は…い。出来るか分かりませんが…やってみます。」

僕はしぶしぶ承諾した。


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