この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
マリコのマ●コ
第4章 マリコと加代子
僕は、そのままマリコの部屋から逃げるように去った。
そして、家に急いだ。
妻が…加代子がしっかり佐原を捕まえていないから、マリコが取られたんだ。
僕の怒りは妻にまで向いていた。
家に帰ると妻は笑いながらテレビを見ていた。
そして、妻が座っているソファの周りには何冊かの妊婦雑誌が置かれていた。
夫の子供では無い子を妊娠して、こんなおおっぴらに妊娠をアピールするか?
「知ってるか?佐原さん、女がいるんだぞ。」
「え?」
妻は驚いた顔をした。
「ど…どうしたの?急に。」
「取引先の、ハーフの美人だ。」
「え?そうなの?」
ショックか?
佐原さんはお前一筋じゃないんだよ。
「佐原さん、結婚…するのかしら…結婚はしない主義って言っていたけど…」
結婚しない?
じゃぁ、お腹の子は…加代子一人で育てるのか?
加代子は捨てられるのか?
「さ。さぁ。結婚しないって言っていた事は知らないな。で…お腹の子は…」
「あ…元気よ。まだ妊娠初期だけど…」
「育てられるのか?」
「え?」
「加代子は、仕事してるし…子育てと仕事…できるのか?」
急にお腹の子が少し不憫に思えた。
母親と共に捨てられたんだから…
「自信は無いけど…やるしか無いし…せっかく授かった子だもの、頑張るわ。」
何故か加代子が綺麗に見えた。
顔かたちではなく、母親としての色気なのか、愛する男に捨てられても潔いというのか…キラキラして見えた。
そして、家に急いだ。
妻が…加代子がしっかり佐原を捕まえていないから、マリコが取られたんだ。
僕の怒りは妻にまで向いていた。
家に帰ると妻は笑いながらテレビを見ていた。
そして、妻が座っているソファの周りには何冊かの妊婦雑誌が置かれていた。
夫の子供では無い子を妊娠して、こんなおおっぴらに妊娠をアピールするか?
「知ってるか?佐原さん、女がいるんだぞ。」
「え?」
妻は驚いた顔をした。
「ど…どうしたの?急に。」
「取引先の、ハーフの美人だ。」
「え?そうなの?」
ショックか?
佐原さんはお前一筋じゃないんだよ。
「佐原さん、結婚…するのかしら…結婚はしない主義って言っていたけど…」
結婚しない?
じゃぁ、お腹の子は…加代子一人で育てるのか?
加代子は捨てられるのか?
「さ。さぁ。結婚しないって言っていた事は知らないな。で…お腹の子は…」
「あ…元気よ。まだ妊娠初期だけど…」
「育てられるのか?」
「え?」
「加代子は、仕事してるし…子育てと仕事…できるのか?」
急にお腹の子が少し不憫に思えた。
母親と共に捨てられたんだから…
「自信は無いけど…やるしか無いし…せっかく授かった子だもの、頑張るわ。」
何故か加代子が綺麗に見えた。
顔かたちではなく、母親としての色気なのか、愛する男に捨てられても潔いというのか…キラキラして見えた。