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マリコのマ●コ
第1章 再会
「今日は伊井さんの会社に行く日だよな。」
佐原先輩はニヤニヤしながら僕に言った。
「はい。そうです…が?」
「頼むよ?セッティング。」
「まだ、彼女の連絡先も知らないんですから…まだまだ先ですよ。」
「そうか…な。とにかく今日のノルマ!」
「注文ですか…はぁ…先輩のようにグイグイいけるかな…」
「注文もだけど、ノルマは連絡先ゲットだ!」
「先輩…」
僕は重い足取りで伊井マリコの会社に向かった。
マリコに会えるのはワクワクするが…
マリコのいる会社に約束の5分前に着くと、既にマリコがロビーにいた。
「あ、伊井さん…よろしくお願いします。」
「いえ、いえ。ちゃんと5分前に来るのね。」
「あ、時間は守らないと…社会人の常識だし。」
「ふふふ。そうね。」
優しい笑顔だった。
「で、八木君は中学時代の友達と交流はあるの?」
「んー、鈴木と佐藤と山田かな。伊井さんは?」
「私は、無いの。中学3年の時に引っ越してしまったから余計にね。」
そうだった。
彼女は中学3年の1学期に越してしまったんだった。
それも、イギリス…
「日本に戻りたくて…そしてこの会社に入ったの。あ、コネでね。ふふふ。」
コネか…
でも英語はペラペラなんだろうな…
「ここは海外のお客様が多くて、その時に通訳をしているの。で、空いた時間に、雑用…あ…」
「僕のところとの仕事は雑用か…ははは。」
苦笑いしかできなかった。
「ごめんなさい。言葉を間違えたわ。雑用じゃなくて…なんだろ。」
「まぁ、通訳の本職以外の業務だから雑用でもいいんじゃない?」
僕は、申し訳なさそうな彼女を励まそうと言った。
佐原先輩はニヤニヤしながら僕に言った。
「はい。そうです…が?」
「頼むよ?セッティング。」
「まだ、彼女の連絡先も知らないんですから…まだまだ先ですよ。」
「そうか…な。とにかく今日のノルマ!」
「注文ですか…はぁ…先輩のようにグイグイいけるかな…」
「注文もだけど、ノルマは連絡先ゲットだ!」
「先輩…」
僕は重い足取りで伊井マリコの会社に向かった。
マリコに会えるのはワクワクするが…
マリコのいる会社に約束の5分前に着くと、既にマリコがロビーにいた。
「あ、伊井さん…よろしくお願いします。」
「いえ、いえ。ちゃんと5分前に来るのね。」
「あ、時間は守らないと…社会人の常識だし。」
「ふふふ。そうね。」
優しい笑顔だった。
「で、八木君は中学時代の友達と交流はあるの?」
「んー、鈴木と佐藤と山田かな。伊井さんは?」
「私は、無いの。中学3年の時に引っ越してしまったから余計にね。」
そうだった。
彼女は中学3年の1学期に越してしまったんだった。
それも、イギリス…
「日本に戻りたくて…そしてこの会社に入ったの。あ、コネでね。ふふふ。」
コネか…
でも英語はペラペラなんだろうな…
「ここは海外のお客様が多くて、その時に通訳をしているの。で、空いた時間に、雑用…あ…」
「僕のところとの仕事は雑用か…ははは。」
苦笑いしかできなかった。
「ごめんなさい。言葉を間違えたわ。雑用じゃなくて…なんだろ。」
「まぁ、通訳の本職以外の業務だから雑用でもいいんじゃない?」
僕は、申し訳なさそうな彼女を励まそうと言った。