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桜涙
第2章 秘密









「じゃあ、またね。」

「…んっ、ばいばい。」


時は過ぎて夜10時。

車を降り際に引き寄せられて、触れるだけのキス。

そして家の玄関を開けると中から手を振りながら車を発進させた先生。




あの後散々という程に抱かれた私は意識を失うなり大爆睡をして、挙げ句の果てに腰が砕けて歩けないと分かり、送ってもらうことになって結局この時間。

本当はもっと早く帰るはずだったのに…





リビングのドアを開けると、そこにはまだ誰も居なく…共働きをしてる両親はそれぞれの事で忙しい日々を送っている。

きっと、私にすら関心が無いのだろう。

今更私に干渉されても、私は何もあげれないし肉親だからといって返せるものは何もないけどね。



ご飯とお風呂は先生の家で済ませてきたから、あとは寝るだけか…着ていた服を洗濯しようと、脱衣場に向かう。

服を1枚ずつ脱いで露わになる自分の姿を鏡越しでじっと見つめる。

私が制服を着崩さないのをいい事に、胸元は先生が付けたキスマークでいっぱい。そして先生の癖なのか、首筋など見えるとこじゃなくて、うなじや耳の裏とか私から見えないとこに付けたがる。

これでまた体育でポニーテールが出来なくなる…これから暑い季節になるのに、どうするんだろ……












って、そんな先まで続いてるのかすら分からないのに。





俯いた視線をまた鏡に戻す。

デコルテ…胸、くびれ…

先生に抱かれてから自分でもびっくりするほど体型が変わってきてるのが、手に取るように分かる。

友達からは彼氏が居ないのにどうしてそんないい身体になってるの?とか。肌が綺麗だとか。色気とか。

そんな目に見えるものなのかな?



昔から肉付きがいいわけじゃないから、そんな身体なのに胸は大きくなって変な目で見られることが増えて、苦労することの方が多いのに。

“男はそういう生き物だからしゃーない( 笑 )”

先生にはそう言われたけど、いいよね男の人はそういうのなくて。
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