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桜涙
第2章 秘密
理由はともかく、私と先生の関係は“セフレ”。
私史上最大の、秘密。
なんで私なのかは聞いたことないけど、先生は嫌々相手してるって態度でも無く。むしろ私が学校で異性と仲良くしてるのを見た日には、激しく問い詰めてくる事のが多い…そう、まるで昨夜のように。
敢えて聞かないっていうか。
聞きたくないっていうか。
でもそれは割と最初の頃から。
「ねぇ昨日言ってた転校生って男?」
「うん、そうだよ。」
「名前なんていうの?」
「あ、またそうやって調べて評価下げるんでしょ…」
以前、ストーカー並にくっ付いていた先輩には卒業出来るか出来ないかまで評価を下げて、先輩が泣く泣く頭を下げに行ったのを見てゾッとした。
「違ぇよ。」
「いや絶対やるでしょ!はぁ〜新学期早々可哀想に…」
「こら聞け!」
そう言うと私の枕をいきなり取って顔面に落としてくる。
「ちょっ!何すんのよ!!!」
「言うこと聞かない生徒にはお仕置き!」
そして枕の投げ合いが始まる…ついでにこれは割と日常茶飯事。なのに…さっきの当たりどころが悪かったのか、私のイライラがMAXになり。
「ほんと大地先生って訳分かんない!馬鹿!」
と、叫ぶ始末。
苛付きを静めるためにリビングに行こうと、ベッドから降りた時だった。
「んぎゃ!!」
後ろに引っ張られまた逆戻り。犯人は1人しかいない。
「なぁそんなカリカリすんなよ、何で今日ご機嫌斜めなの?」
後ろからシーツごと包まれ、あやす様に耳元で甘く囁いて、私の頭に頬擦りをする32歳男。
「離して。」
そう言いながらもぞもぞと抵抗するも…
「駄ぁ目、そばにいて?」
先生はたまに、こういう事を言ってくる。
前から思ってるけどその言葉はどういう意味なの?快楽を繋ぎとめる為なの?それともこんな歳下の私を恋愛対象にでもしてるの?
何なの?
ほら、また自己嫌悪…

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