この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
甘党な愛
第17章 十七

「……何で急に?もしかして好きな男出来た?」

「そういうことじゃない。やっぱりおかしいだろ。恋人でもないのに籍を入れて……」

「今更なんだよ!俺は、絶対嫌だからね!」

 恵から真剣に言い返されて、流石に黙り混む。

「……」

 どうしよう。鬼沢さんと約束したのに。恵と籍を抜かないと、私の正体がバレてしまうのに。それだけは嫌だ。私が愛人の子供だと言ったら、皆私から離れていく。恵も葎も八雲も、今は優しいけど……。

「……何か怪しんだよね。その封筒……ねえ!見せて!」

「あっ……!返せ!」

 ぼーっとした隙に封筒を取られ、顔を青ざめる。ヤバい!中を見られたら!

「Amaz○nで頼んだ奴って言ってるだろ!」

「それにしては薄っぺらいじゃん」

「本だ!本!スイーツの……!」

 取り返そうと両手を伸ばすが、それより先に恵が封筒を開け、中から書類を取り出す。

「何これ?椿ちゃんの写真が……」

「だ、だめ!」

 書類を掴んで引っ張るも、恵から取り返せず。

「興信所……?報告書……?」

「ダメ……!」

 かくなる上は!……そのまま私は恵の体を抱き締めた。


/310ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ