この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
甘党な愛
第19章 十九

* * *

 そのまま恵を押し退け八雲の部屋へ行くと、私は恐る恐るドアを開け、部屋の中へ入った。

「八雲……話がある」

「……何だよ」

「さっきのは、恵が勝手に抱き付いてきたことで!」

 ソファに座り読書していた八雲から不機嫌そうに返事をされると、すぐに言い訳しようとする。だが……何故八雲に言い訳しないといけないんだろう。八雲は別に私が誰から抱きつかれようが怒らないし、興味ない筈だ。

「やっぱり良い。おやすみ……」

 私はくるりとドアの方を振り向き、そのまま部屋から出ようとする。

「メイド」

「な、何?!」

「酔った。キスしろ」

 呼び止められ冷たく言われると、不思議になったが。

「お酒飲んでたっけ……?」

 飲んでいるところは見ていない。またこっそり飲んだんだろうか。

「出来ねーなら良い。出てけ」

「する!」

 考えている間にまた冷たく言われると、私は即答して八雲へ近付く。そして八雲の隣に座ると、頬へ軽く口付けた――……
/310ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ