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甘党な愛
第23章 二十三
「何で……あっ、やめ……」
何でパパの本を見ながら抱かれんとならんのだ!ある意味凄すぎるわ!
「あっ……んっ……あっ……」
「ほら、声出すなよ。葎帰って来たみたいだから」
「そんなこと、言われても……」
ソファをぎしぎしと軋ませながら八雲が何度も熱棒の抽送を繰り返すと、隣からドアの閉まる音が聞こえてくる。それでも抽送を止めない八雲に困惑しながらも、私は上体をソファに預け、腰を突き上げたまま歯を食い縛る。
「んぅっ……ん……ぅっ……」
ぱちゅぱちゅといやらしい音が繋がり合った場所から聞こえると更に興奮し、次々に襲いかかってくる甘い快感に意識が朦朧とする。
「んっ……む……うぅんっ……」
声を出さないなんて無理だ!こんなに、気持ちが良いのに……。
「ほら椿、葎に聞こえんぞ。これ噛んどけ」
見兼ねて八雲がタオルを私へ渡してくると、私は頷いてタオルを口の中へ含んだ。そして私の首筋へチュッと口付け八雲が耳元で話すと、
「喘ぐのは俺だけの前にしろよ」
「ん!」
私はすぐに頷く。そして再び再開されるじっくりとした抽送に、
「ん、ん、ん、ぅっ……」
果てるまで甘く酔いしれた――……