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甘党な愛
第3章 三
「何ごちゃごちゃ言ってんだ?てめぇ、うぜーとぶっ殺すぞ」
やっべぇぞ。……やっべぇオーラを背後から感じるぞ。
「えっ……?」
土迫力のある低温ボイスとアウトレイジな言葉に驚いて、後ろを振り向く。すると先程玄関先に立っていた男がいつの間にかいて、戸惑った。……いつのまに。この男、八雲と言ったっけ……。なんというか……いかつ過ぎるだろ!絶対現役の方だ!
「えじゃねぇ、メイド。お前、新しい主人に茶一つ出せねーのか?」
「だ、出します!只今!」
メイド服の胸ぐらを掴まれて、仁王の様に下から睨み付けられると、私は怯えながら返事をした。