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甘党な愛
第3章 三

「う……」

 クセが強い……こいつクセが強い。一体何でこの屋敷に来たんだ……。

「メイド、返事は?」

「分かりました……」

「違う」

「っ……」

 八雲の問い掛けに仕方なく返事を返すと、強引にメイド服の胸ぐらを掴まれて、私は湯飲み茶碗を床へ落とした。そして、

「分かりました、ご主人様、だろ?」

 冷たい瞳で見られると、ごくっと唾を飲んだ。……怖い。恵も八雲も、一体何なんだ……。

「……分かりました、ご主人様……」

 私が顔を青ざめながらそう言うと、八雲はメイド服の胸ぐらを離したが、私の心のモヤが消えることはなかった。八雲の隣に座り微笑んでいる恵の顔も、そのまま見ることはなく、私は床に落ちた湯飲み茶碗を無言で拾った。

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