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キミを愛シテ溺れてる
第3章 私の先輩はドSでエッチな家庭教師
「うん、そうだよ乙羽さん。いつ話し掛けてくるのかなって思ってた」
文庫本を閉じて、私の方を向いて優しく微笑んでくるソラ先輩。
気づいてるなら声を掛けてくれればいいのに……。
「メガネをかけてるから紛らわしかったんですよ。今日からメガネにしたんですか?」
「これは伊達メガネ。大学とバイトに行く時にかけてるんだよ」
「意外とお洒落なんですね」
「ファッションとしてかけてるわけじゃないんだ。……素性を知られるとまずいからね」
誰に狙われてるというのやら……。
たまに訳の分からないことを言ってくるから、この人がますます分からなくなる。
「また変なことを言い出すんですから」