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キミを愛シテ溺れてる
第3章 私の先輩はドSでエッチな家庭教師

「へえ、そうだったんだ。俺も女の子の部屋に入ったのは乙羽さんの部屋が初めてだよ」

「そう言われると女を代表しているようでプレッシャーを感じますね」


でも、私が初めて……。

颯太と付き合っていた時は私が何をしても初めてした女になれなかったから嬉しかった。


ソラ先輩はどこからどこまでが初めてなんだろう。

せっかく付き合ってるんだから、私が奪えるものは奪って優越感に浸ってみたくなる。

生半端な気持ちでいるのに、こんなことを思うのはずるいんだろうけど……。


そんなことを考えながら先週返却されたテストを机に広げて椅子に座り、勉強をする体勢になる。


「何の勉強をするの?」

すぐ背後からソラ先輩に机の上を覗かれて思わずドキッとした。
机に触れている骨ばった手が綺麗で、そこに目が行ってしまう。

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