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キミを愛シテ溺れてる
第3章 私の先輩はドSでエッチな家庭教師
「あっ…、いや……。その時も頑張ったんだろってこと!分からないところは教えるから、勉強を始めようか」
「はっ、はい!」
気合いを入れられるようにトンっと肩に触れられた私はシャープペンを手にして暗記をし始めた。
――――勉強開始から二十分後。
「んー、こんなの覚えられないよぉ……」
三十分後。
「あ、莉乃さんからメッセージだ。返事しなくちゃ」
四十分後。
「ソラ先輩、ポテチ食べませんか?」
五十分後。
「喉乾いたからお茶飲もうっと。あ、メッセージも届いてるから返事しないと」
「ねえ、乙羽さん」
後ろからカチャッと音が聞こえてきて後ろを振り向いた時、私は大きく目を見開いた。
「えっ……?ソラ先輩!?なっ……、なにするんですか!?……いやぁっ…!」