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キミを愛シテ溺れてる
第1章 *キミを愛シテ溺れてる 1
ファミレスを出てから解散すると、風子は目を擦りながらふらふらと歩いて行った。
送っていこうかと訪ねたら「大丈夫です」っと無理をしているような笑顔で断られた。
本当に大丈夫だろうか。
心配だ……。
コンビニに行った後、風子がちゃんと帰れたか確認するためにファミレスの近くに戻ってみた。
すると風子は解散した場所の近くにいてうずくまっていた。
しかし、一人でいるのではなく誰かが傍にいる。
どんどん距離を縮めていって様子を伺うと、一緒にいるのは彼氏ではなかった。
なんだあの男。
一回りくらい年上のようだし、知り合いにしては接し方がぎこちない。