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キミを愛シテ溺れてる
第3章 私の先輩はドSでエッチな家庭教師
颯太と別れてから遊んでいた男は体目的だったから嬉しかった。
「私は……ソラ先輩としたいです」
寂しさを埋めるために付き合ってる。
ぽっかりと空いている心と体の隙間をなくしたいから……。
「でも、セフレとは思ってません。彼女として、したいと思ってますから」
甘えるようにソラ先輩にぴたっと寄り添い体温を感じた。
「乙羽さん……」
「はい?」
「抱いて欲しいなら、俺を本気で好きになってよ……」
「…………」
小さな声で私に言ったソラ先輩を見てみると、切なそうな顔をしていて胸がぎゅっと締め付けられた。
私はソラ先輩と付き合ってからまだはっきり“好き”っと伝えていない。
今だって伝える気がないし、それ以上追求されることもなく時間が過ぎていく。
この人には口先だけの“好き”は言えないから……――――