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キミを愛シテ溺れてる
第4章 *キミを愛シテ溺れてる 2

「それにしてもすげーわ。上手い具合にホットケーキがのったなー」

「あ!皆、風子ちゃんの周りに集まって!記念に写メ撮ろう」


転んでいた大地が立ち上がって、スマホを片手に手招きしてくる。

ホットケーキを頭にのったままの風子の近くに皆で集まるとシャッターボタンを押して写真を撮った。


「僕がドアップになっちゃった。LOINEのグループトークに送っておくね」

その写真を大地がすぐに送信して、俺と風子と海田のスマホが一斉に鳴る。

四人で写真を撮ったのは俺と海田が卒業した時以来だろうか。
こうやって思い出を残しておくのも悪くない。


「ふふっ。アルバムに保存しておこうっと」

「それはどうやるの?」

「あ、ソラ先輩も保存するんですね。えっと、ここを押しして……」

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