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キミを愛シテ溺れてる
第5章 *キミを愛シテ溺れてる 3
紙袋を渡されると甘い香りがしてきて、中を見るとパステルピンクのドット柄の袋にラッピングされているカップケーキが二個入っていった。
最近、数日おきにこうやってお菓子を作ってきてくれることが多い。
俺のために作ってくれていると思うとますます可愛いくて好きになってしまう。
「勉強で大変なのに作ってくれてありがとう。嬉しいよ」
「ふふっ、勉強だけだと息が詰まっちゃうもん。それにこう言うお菓子はホットケーキミックスで簡単に作れるんだよ」
「へえ、この前のクッキーも美味しかったよ。風子はお菓子作りの天才だね」
「えぇ!?なんか……ソラじゃないみたい。そんなことさらっと言わない人だと思っていたのに」