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キミを愛シテ溺れてる
第5章 *キミを愛シテ溺れてる 3
「言いたいことは言わないと伝わらないからね」
顔を赤くして頬を両手で包んでいる風子をじっと見ると、余計に恥ずかしがっていくから面白い。からかっていると「そんなに見ないでよ」っと肩を叩いてくる。
「だったら、ソラに見習って私も言うね」
「なにを?」
「この試験が終わったらね、伝えたいことが二つあるの。一つはソラがびっくりすることだよ」
「どのくらいびっくりする?」
「とーっても!今までよりも、もっと一緒にいられる良いことだから楽しみにしててね」
「ははっ、なんだろうなー。待ち切れないから今すぐ教えてよ」
「だーめ。楽しみに取っておいて」