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キミを愛シテ溺れてる
第5章 *キミを愛シテ溺れてる 3
「初めてなのは俺も一緒だから大丈夫」
「え!?それじゃあ、私はソラの初めての彼女になれるんだね。嬉しい。……ソラ、好き」
「俺も風子のことが好きだよ」
両思いだけどまだ彼氏ではないからどこまで踏み込んでいいのか分からなくて、触れたい時に思ったように触れられない。
泣いてない時に触ったら怒るだろうか……。
風子と一緒にいる時はいつも鼓動が煩くて緊張する。
それでも触れたい気持ちが抑えきれなくなって、風子のおでこにそっとキスをしてみた。
キスをしたと言ってもほんの少し触れただけ。
しかも初めてするからこれでいいのかも分からなくて恥ずかしくなってくる。
顔を離してから、嫌われないか怖くなりつつも様子を伺ってみると微笑み返された。