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キミを愛シテ溺れてる
第6章 *キミを愛シテ溺れてる 4
四回ほどイカせた後にもうやめて欲しいと風子が股を閉じてくる。
「もう勘弁して欲しいの?俺はまだやり足りないんだけど」
「これ以上すると帰れなくなっちゃいます……。それに、どうせまた挿れないんですよね……?」
「うん。欲しいって言ってもあげないよ」
「私のどこが悪いんですか……?言ってください」
他の男に容易く抱かれてきたから、俺に抱かれないのが不思議でたまらないんだろう。
風子の綺麗な体を他の奴に汚されたと思うと、晴らせたばかりの苛立ちがまた湧いてくる。
「さあ。難しくはないんだから、それくらい自分で考えて答えを出してみなよ。ここで甘やかしても乙羽さんは俺のことを好きにならないだろ」
「うぅっ……。意地悪……」
否定もしてくれなくて、なかなか“好き”と言ってくれない。体は簡単に許すくせに。
難しい女だけど俺はどうしようもないほどキミを愛してる。
だから、過去のことは教えないと決めた。
振り向いてくれなくて本当のことを言うか揺らいでいたけど、好きになって欲しいからと言って彼女の心を壊してはいけない。