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キミを愛シテ溺れてる
第7章 大好きなあなたとハルジオンを探して……

その後、本屋に行って花言葉辞典を買ってからソラ先輩の住んでいるマンションへ向かう。

ベッドの上で二人でくつろぎながら、その花言葉辞典のページを捲った。
花言葉の意味はもちろんのこと、図鑑のように花の写真も載っている。


「花言葉って初めて聞きました。面白いですね」

「花にメッセージを込めて贈ったりするらしいよ。例えば薔薇だったら愛と美とか」

「薔薇ってロマンチックなんですね。棘だらけなので恨みや憎しみに使う花かと思いました」


「まあ、色によっても意味合いは変わってくるんだけどね。……あ、届いた花束の花はこれじゃない?」

「見つけたんですね!なんて書いてありました?」

開かれていたページを覗こうとした時、ソラ先輩が急に本をパタンッと閉じて私から遠ざけた。


「……さあ?なんだったかなー」


「ちょっと!隠さないで見せてくださいよ!……んっ」

頼んでも見せてくれないから本を奪おうとすると、手首を掴まれてキスで口を塞がれた。

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