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キミを愛シテ溺れてる
第7章 大好きなあなたとハルジオンを探して……
こんな場所に用事があって来るとしたらそれしかない。
浮気相手は大学やバイト先の女じゃなくて店の女……?
さらに不安が増して鼓動が早くなり、尾行する足取りが重くなる。
女の勘は当たると聞くけど、これは当たって欲しくない事実だ。
ある店の前で立ち止まると辺りをきょろきょろと見渡し始めたから、私も急いで看板の後ろに身を隠す。
ちなみにまだ風俗街から出ていない。
つまり、入ろうとしている店もそう言う店。
SMクラブとか言うところに行って、私と試したことのないプレイをお店のマゾヒスティックな女にしてテクニックを磨いてるとか。
私とのセックスでは満足していないから来ているんだよね……。
怒りが湧いてくる前に虚しくて、悲しくなってきた。