この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
キミを愛シテ溺れてる
第7章 大好きなあなたとハルジオンを探して……
それからファミレスに移動して話をすることになった。
大学生活のこと、私とソラ先輩が付き合ってることなど、悟さんと会わずにいた四年の間にあったことを大まかに教えた。
会話をしているうちに緊張も解れていき、私もいつの間にか笑顔になっていた。
「十八歳を過ぎてから変な男に追われたり、嫌なことをされてないか?」
「えっ……?そういう事はないけど……」
「それなら良かった。……って彼氏がいるなら大丈夫か」
「うん。悟さんも知ってる人だから安心できるでしょ。だから心配しないでね」
自分から危ない男に向かっていったことがあるのは黙っておこう。
「ところで塑羅緒くんが聞きたいことってなんだい?」
それは私も知りたい。
どうして悟さんに会いに行く必要があったのか気になる。
「ヒヤシンスの花束を贈ったのは叔父さんですか?風子さんが毎年送られてくると気になっていたみたいなので」