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キミを愛シテ溺れてる
第8章 ふたりの未来、二人の彼氏
「ははっ、本当だよ。こっちに住んでいたいからね」
もしかして私がいるから……?
「私のために夢を捨てなくていいんですよ。どんな夢でも応援しますから」
「ありがとう。……夢も叶えられるように頑張るよ」
否定も肯定もしないから、私と離れるのが嫌とかではないような感じがする。
夢も何なのか教えてもらっていない。
でも真っ直ぐな瞳に抱いている未来に私もいるような気がして幸せな気分になった。
「ソラ先輩がここにいるなら、私もこの辺で就職したいです」
「嬉しいな。乙羽さんも同じならもっと頑張れそうだよ。なるべく早く就活を終わらせてみせるね」