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キミを愛シテ溺れてる
第9章 甘いひととき
莉乃さんと海田先輩が結婚するまで気にしていなかったけど、幸せになっていく二人の話を聞くと心の片隅でそう言う疑問が湧き上がってくる。
食後はお酒を飲み、適当にチャンネルを回して恋愛映画をぼーっと見ていた。
私が離れたくなくて寄り掛かっているせいでソラ先輩はまだシャツを着たまま着替えられていない。
でも嫌がることなくいてくれるから甘えてしまう。
「んー!美味しい。私がマスカットの酎ハイが好きだってよく分かりましたね」
「いつもこれを選んでるだろ」
「うふふ、よく覚えてますね。でもビールだけはまだ美味しいと思えないんですよね。そのビールは美味しいんですか?」
「え?じゃあ飲んでみる?」