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キミを愛シテ溺れてる
第9章 甘いひととき
よだれが垂れている気がする……。
口を拭こうとすると、ぼんやりとしている私を頬杖をついて見ているソラ先輩が目の前にいることに気づく。
「っ……――!?」
だらしない姿を見られてしまったショックで一気に目が覚めた。
一度眠ったおかげで少しはスッキリして酔っている感じはしなかった。
「起きちゃったんだ。もっと寝てていいんだよ」
「ソファによだれ垂らしてごめんなさい……!しかもまた寝落ちしちゃったし、パンツまで……」
「油断してるところも可愛いから」
そう言って甘やかすソラ先輩は楽しそうに笑って私の髪を撫でてくる。
「すみません。酒は飲んでも飲まれるなって言うのに何度このパターンをやってしまったか……」