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キミを愛シテ溺れてる
第10章 名前を呼んで……
背中に感じる体温と大好きな匂いがする布団に包まれて気持ち良い時間を過ごした。
一人で寝るよりも安心する。
起きたと気がついた時にはまだ眠くて、ぼんやりとして目を瞑ったまま寝返りを打った。
「おはよう、乙羽さん。起きた?」
「んーっ……」
「ふーちゃん起きて。そろそろ起きないと今度からそう呼ぶぞ。……それか襲う」
「まだ…ねむいってばぁ……。……むにゃむにゃ」
すぐ傍でソラ先輩の声が聞こえてきて返事をしたいけど上手くろれつが回らない。
目を開けずに二度寝をしようとすると柔らかい何かがふにっと唇に当たる。
これはキスをされた時の感覚だ。
朝から愛されてるなっと安心しているともう一度キスをされて胸を撫でるようにして揉まれ始めた。
「睡眠時間は八時間を過ぎたよ。充分だろうから起こすからな」