この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
キミを愛シテ溺れてる
第10章 名前を呼んで……
不器用なところも愛おしくてたまらない。
「とっても美味しそうな卵焼きですね。作ってくれてありがとうございます。ソラ先輩だーいすき!」
「俺も乙羽さんが大好きだよ。……悪いけどテーブルの上片付けてもらえるかな」
「はーい。……これは!可愛いもの選びましたね」
テーブルに向かうと写真を挟むアルバムと何枚かの写真が置いてあった。
写真は全てソラ先輩と一緒に撮ったもの。
万が一、私が記憶喪失になってもこの時間があったことを残しておくように写真を撮るようになった。
「乙羽さんがピンク色好きだから、ピンク色のアルバムを選んでみたんだ」