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キミを愛シテ溺れてる
第1章 *キミを愛シテ溺れてる 1
「おう。勝てるまでやるからな」
「いい加減に諦めたら?」
「ソラ先輩も少しは颯太に勝たせてあげたらどうですか?勝ってばかりでずるいです」
「こいつは昔から容赦ねえから。草食系なのは見せかけだし。女の言うことをたまには聞いてやらねえとモテねえぞ」
「余計なお世話だよ」
オセロから解放されたのは午前二時をすぎた頃だった。
終電の時間はとっくに過ぎていて、タクシーに乗れるくらいお金を持ち合わせていなかったから、仕方なく泊まっていくことにした。
さすがに他人がいる前で二人はこれ以上何もしないはずだろう。
エッチをする回数を一回分潰してやったと思って泊まればいい。