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キミを愛シテ溺れてる
第10章 名前を呼んで……

職場にはイケメンもいる。でもその人にときめいたりはしていない。

私の心はソラ先輩にしか向いてなくて揺らぐことはないから……。


ちなみに東京に行ったソラ先輩とはLOINEや電話をして毎日連絡を取っていた。

「今年は花見をする暇もありませんでした。桜は一緒に見れなかったですけど、ソラ先輩に早く会いたいです……」

『俺も乙羽さんに会いたくて仕方がないよ。ゴールデンウィークはそっちに帰るから旅行しよう。桜が見れなかったなら他の花を見に行こうか』

「はい、行きたいです!帰りを楽しみに待ってますね」


会えないのは寂しいけど離れてみて気づくこともあったし、前よりは素直に気持ちを伝えられるようになれた。

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