この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
キミを愛シテ溺れてる
第10章 名前を呼んで……
昼のデートを終えて夜になりソラ先輩が東京に帰る時間がやってきた。
その時、私はある物を手渡した。
「これを持っていってください」
一緒にいる時に撮った沢山の写真が挟まっているピンク色のアルバム。
ページがいっぱいになってから私が預かっていた。
「ソラ先輩はスマホをあまり使わないみたいですし、アナログのアルバムの方が開くかなって思って。
これで私を見て思い出してください」
「これは風子がまた記憶喪失になった時のために作ったものでもあるんだよ。それなのにいいの?」
「はい。私はスマホに保存してある写真をいつでも見れますし、印刷して部屋に飾ってますから」