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キミを愛シテ溺れてる
第11章 真っ白な青春のままで…(ソラ目線)
「サンキュー!ってか久しぶりに会った記念でもいいな」
「記念になるのかそれ」
ビールを飲みながらお互いの近況や仕事の話をする。結婚しても海田は相変わらずのようだった。
「――――……で、風子ちゃんといつ結婚すんの?」
「今年中には結婚できたらいいなと思ってる」
「さては、おれらの結婚式を見てしたくなった~?」
「まあ少しは……。付き合いも長くなってきたし、そろそろいいかなって。
でも乙羽さんは社会人になったばかりで結婚どころじゃないかな……」
きっと今年の風子は仕事のことで頭がいっぱいになるだろう。
それによってプロポーズを断られたらどうしようかと不安だった。