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キミを愛シテ溺れてる
第11章 真っ白な青春のままで…(ソラ目線)
「風子ちゃんとは中学生の時からの付き合いだもんなー。なんでもっと早く付き合ったり、結婚しないのかって不思議に思ってた。
慎重すぎなんだよ。塑羅緒はもっとガツーンと行かないと!」
否定はできない。
「俺が乙羽さんのことを好きだっていつから気づいてたの?」
「それは初めて喧嘩をした時だ!」
身に覚えのない出来事に俺は眉をひそめた。
「喧嘩なんてしたことがあったかな?」
「塑羅緒はあれを喧嘩にカウントしないのかよ。高二の頃におれに彼女がいただろ。可愛い子がよぉー!その時の話!
元カノとは成人式後の同窓会で話したけどさらに可愛くなっていたなー」
高校生の時に海田は何人かと付き合ったけど全員他校の人だった。
同窓会で会ったということは中学生の頃の同級生か。
「可愛いなんて言って奥さんが泣いても知らないよ」