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キミを愛シテ溺れてる
第1章 *キミを愛シテ溺れてる 1
……………
「んッ……」
声と掛け布団を動かしている音、さらにピチャピチャと粘り気のある水音が聞こえてきて俺は目を覚ます。
ぼんやりとしながらも、ベッドの上にいる二人は起きていることが分かった。
まさか…………
するはずは…………
嫌な予感がしながらも聞き耳を立ててみると、内緒話をするくらいの小ささの声がした。
「……入ったぞ」
「うんッ………」
「力を抜け……」
「んっ…、んッ…、やっぱり……ソラ先輩のことを起こしちゃうから……」
「あいつは寝てるから気にすんな」
「んっ……、んんっ、んっ……」
ベッドが軋む音と荒い息遣いに喘ぎ声。
何をしているのか音だけで分かり、心臓がドクドクドクと早く鳴り頭の中が真っ白になった。