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キミを愛シテ溺れてる
第1章 *キミを愛シテ溺れてる 1

「そうなんだ。じゃあ、乙羽さんの冒険の仲間になろうかな」

残念ながら、俺と二人っきりで出掛けるのが嫌なのか快くは迎えてもらえなかった。

だから、デートにならないようにただついて行くだけにした。


移動中、ずっと眉間にしわを寄せて何かに悩んでいるようだった。

その原因が夏の暑さではないことは分かっている。


すぐにでも悩みを解決したかったのか、向かった先は恋愛成就の神社。


俺も以前、願い事を叶えたくてここに来たことがある。
書いた絵馬が今でも残っているだろうか。

それを探しているうちに風子はどこかへ消えてしまった。


「乙羽さーん。どこに行ったの?」

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